【京都11R・葵ステークス】6ハロン戦らしく、テンの速いスピード自慢が集まって難解な一戦となった。◎ガロンヌはデビューから5戦勝てずにいたが、1400メートルに投入した2走前で初勝利。前走の橘S(リステッド)では、中団後ろを追走して脚をため、直線では手応え通りの末脚を繰り出して快勝した。道中で力みがある走りなので、短い距離が合うのだろう。
コンスタントに出走してきたが、栗東・坂路で引き続き軽快な動きをみせており、体調は問題ない。前走の非凡な瞬発力で、短距離の差し馬として成長していきそう。初の1200メートルでも、折り合い面を考えれば対応できる。ここはスプリント戦らしく速い流れが予想され、展開も向くとみた。3連勝での重賞初制覇に期待したい。
報知杯フィリーズレビューを勝ち、距離が長い印象があった桜花賞でも5着と健闘したエトヴプレが相手。今回は小細工なしで、自慢のスピードを生かせそうだ。鞍上の菱田が「重賞でもやれる」と素質を買っているアウェイキングだが、右回りだと内にもたれる。うまく力を出し切れば。