【京都9R・鳳雛S】1番人気カシマエスパーダが抜け出して完勝 田辺裕信騎手「前走よりも楽でしたし、いい時計で勝てました」

カシマエスパーダが直線抜け出し、3連勝(カメラ・高橋 由二)
カシマエスパーダが直線抜け出し、3連勝(カメラ・高橋 由二)

 5月25日の京都9R・鳳雛S(3歳オープン、リステッド、ダート1800メートル=11頭立て)は田辺裕信騎手が騎乗した単勝1番人気のカシマエスパーダ(牡3歳、美浦・鈴木慎太郎厩舎、父ホッコータルマエ)が2番手追走から抜け出し、2着馬に4馬身差をつける快勝だった。勝ち時計は1分51秒1(良)。

 センス良く2番手につけると、終始楽な手応えで運んだ。直線でゴーサインを出すとあっさりと抜け出して3連勝でオープン初Vを決めた。2着に逃げた4番人気のブルーサン(和田竜二騎手)、3着に3番人気ミッキークレスト(坂井瑠星騎手)が入った。

 騎乗した田辺騎手は「レース前からピリッとしていて、輸送の影響なのか、違う雰囲気でした。普段はおっとりしているんですけどね。レースでも余裕があって、一段と力を付けている感じでした。前走よりも楽でしたし、いい時計で勝てました。まだ上積みもあると思うし、これからが楽しみですね」と笑顔だった。

 管理する鈴木慎調教師も「強かったですね。いいペースでしたが、余裕をもって楽に運べました。ジョッキーも無理していないし、ダメージもなさそう。一戦ごとによくなっていると調教でも感じますし、成長力がありますね。先が楽しみになる勝ち方でした。輸送前よりも体が増えたのもよかったですね」と確かな手応えを感じていた。

 秋の大目標はダート3冠の最終戦であるジャパンダートクラシック(10月2日、大井競馬場)。今後はひと息いれて、不来方賞(9月3日、盛岡競馬場)などを視野に調整される予定。

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