ゆかりの血(栗東)

セイフウサツキ
セイフウサツキ

 こんにちは、山本です。今日は土曜日では久々となる梅田の会社からのパッチパチ。まぁ、関西で競馬のない7~9月。このパターンが増えるでしょうねぇ。では、早速行ってみましょうか。

 さて、実は会社への出勤は2週間ぶり。昨年は毎日のように出勤→デスクワークだったことを考えると、随分と環境が変わったなぁと感じます。そもそも、25年近い勤務の中で、内勤中心だったのは3年程度。あとは外勤中心で、特に野球担当ではシーズン中なんて、会社に帰るのは月に1、2度。そう考えれば、競馬担当は栗東で残り取材(各社一人程度です)じゃない時は毎週金曜日、会社に来ているんだから、今は来ている方かな。

 そうそう、競馬記者になったばかりの20年ほど前。担当の皆さんが大きな机で仕事をしているんですが、作業中はすごいピリピリ感だった。当時は先日亡くなった本紙のロングショット和田さんに、読者時代から印を見ていたガツン田中さん、野球時代からお世話になっていた超ブル中野さんなど名物記者がずらり。年が近いところではジュリアナ橋本記者もいたけど、余計な会話はなし。ワタクシは職人気質の皆さんの中に入った素人さん、みたいな感じでした。懐かしい。今や中野さん、あとは当時デスクの吉田さんしかいないけど(田中さんは別競技です)、今の社内は当時のような独特の雰囲気はなく…。いや、いいんです。今の時代は昭和でもなく平成でもなく、令和なんですから。ノンビリと楽しんでやっていきましょう。

 ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 明日は松永幹厩舎でしょうね。3場すべてに新馬が出走します。注目度なら函館5Rのセイフウサツキ(牡、父サトノクラウン、母モンローライン)でしょう。ソフトバンク柳田選手がオーナーということでも話題です。栗東では松永幹調教師が「これから良くなりそう。ゆったりとした距離が合うんじゃないかな」と話していましたが、動きは徐々に上向いているような印象を受けます。

 同じく素質を感じていたのが福島5Rのデルアヴァー(牡、父Frankel、母Amour Briller)でして、「フランケルだけど気性は問題ないし、お母さんが出ているかな。距離もあった方がよさそう。いいモノはありそう」と感触はよかったです。この2頭は先々まで見据えた好評価なんですが、小倉6Rのユメシバイ(牝、父ディスクリートキャット、母ファートゥア)は「初戦向きかな」という見立てですね。

 ここからはPOG情報。友道厩舎のバズアップビート(牡、父エピファネイア、母ビートマッチ)や中内田厩舎のダノンシーマ(牡、父キタサンブラック、母インクルードベティ)が出走予定とお伝えした来週の小倉芝1800メートルの新馬に、ポセイドンバローズ(牡、父サートゥルナーリア、母レッドセイリング)が出走します。鞍上は和田竜J。伯父にカレンブラックヒルを持つ血統ですね。「ちょっとオク手っぽいですし、体も緩いんですが、期待しています。素質はありそう。状態もいいですよ」と石坂調教師。しっかりと乗り込んでいます。このレース、石坂厩舎からは他にもカルドゥッチョ(牝、父ヘンリーバローズ、母プレミアステイタス)が小沢Jで出走します。

 さて、その翌週。小倉3週目の芝1800メートル(牝馬限定)は松下厩舎が2頭出し。ダノンザキッドの全妹で坂井Jが騎乗するラヴァブル(牝、父ジャスタウェイ、母エピックラヴ)と、永島Jが騎乗予定のラテライト(牝、父ブリックスアンドモルタル、母サルサドゥーラ)ですね。やはり、注目はラヴァブルになるんでしょうけど、「もう一つ、ギアが変わらないですね。来週は瑠星にしっかり追ってもらいます」と、松下調教師は説明してくれました。

 次は矢作厩舎。栗東に2頭の2歳馬が入ってきています。オンザムーブ(牡、父モーリス、母ハヴユーゴーンアウェイ)は母が米G1馬という血統。「まだ筋肉量などは伴っていませんが、背中が波打っているような感じのいい馬ですよ。いい走り方のできる馬です」と荒木助手は評価します。まずはゲート試験ですね。もう一頭のホウオウレイヴン(牡、父サートゥルナーリア、母コンテッサトゥーレ)も、またじっくり話を聞いておきます。

 最後に高野厩舎。姉にスタニングローズを持つブルーミングローズ(牝、サートゥルナーリア、母ローザブランカ)は、すでにゲート試験を合格しています。「現時点ではボディーが強くありませんが、結構しっかりしているので楽しみな馬です」とのこと。ゲート合格後、放牧に出されていて、急がず成長を促していく方針です。さらに、重賞勝ち馬の母を持つエイヘンハールト(牡、父ブリックスアンドモルタル、母リバティハイツ)もゲートを合格。こちらは調教を積みつつ、今後を考えるようです。「お母さんはこの時期の完成度が結構高かったですが、この馬はゆっくりです。距離に関しては、短距離という感じは見た目にないですね」とのことでした。また、話は聞いておきます。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

函館1R・5ダイチラポール(前残りの競馬で伸びてきた末脚を支持。上積みも見込める)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

函館8R・11ノレッジビューティ(滞在2戦目で気配上向き。行きっぷりも良くなるはず)

函館10R・10ロゼクラン(中間は荻野琢Jが入念にコンタクト。こちらも滞在効果を見込んで)

小倉8R・7シュークリーム(立て直した。初戦の圧勝を見直す)

小倉11R・8トゥラヴェスーラ(先行激化で差し馬浮上。雨、雨降れ、降れ♪と願っておきます)

 今日はここまで、また次回です。ではでは。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル