◆第60回小倉記念・G3(8月11日、中京競馬場・芝2000メートル)=8月10日、栗東トレセン
長期休養明け2戦目となるヴェローナシチー(牡5歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父エピファネイア)は坂路をキャンターで駆け上がり、最終調整を終えた。見届けた佐々木調教師は「申し分なし」と満足そうにうなずく。
形の上では格上挑戦だが、3歳時に京都新聞杯2着や京成杯3着など実績は十分にある。特に京都新聞杯は今回と同じ中京での一戦。前半5ハロン58秒2というハイペースの中を、早めに押し上げながら2着に踏ん張る強い競馬だった。
今回は1年半ぶりの前走を叩いた2走目。「前走が全く走っていないから、2走目のポカもないよ。京都新聞杯は抜け出すのが早かったのによく頑張っていた。ハンデの54キロも想定通りだね」と佐々木調教師は一変を見込んでいた。