小牧太騎手が地方競馬に復帰後初の重賞V「馬が強かった」 園田・兵庫ゴールドカップでエコロクラージュ導く

兵庫ゴールドカップを制したエコロクラージュ(手前、カメラ・石田 順平)
兵庫ゴールドカップを制したエコロクラージュ(手前、カメラ・石田 順平)

 全国交流レース第8回兵庫ゴールドカップが18日、園田競馬場のダート1230メートルに12頭(地元7、川崎1、大井1、金沢1、高知1、佐賀1)が出走して争われ、地元兵庫のエコロクラージュ(牡5歳、園田・保利良平厩舎、父コパノリッキー)が後方待機から直線力強く伸びゴール前で粘るイモータルスモーク(牡7歳、高知・田中守厩舎、父イントゥミスチーフ)を首差捕らえてV。騎乗していた小牧太は8月に地方競馬に復帰してから初。JRAを含め通算110度目の重賞制覇となった。

 名手・小牧太の真骨頂。エコロクラージュを巧みに操って同レース4年ぶりに兵庫勢に勝利をもたらした。道中は8番手を追走。内、内をロスなく進み、4コーナーではイモータルスモークを射程圏に捕らえゴール寸前首差かわし、小牧にとってJRA所属時に騎乗した3月28日のネクストスター西日本のリケアサブル以来、8月に兵庫に復帰してからは初の重賞制覇だ。

 「強かったね。きっちり差すことができた」と涼しい顔の鞍上は「窮屈な所にも平気で入る根性がある。全国でも通用する可能性を秘めている」。JRAのG1レースを2度制した名手がエコロクラージュの活躍に太鼓判を押した。

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