米G1・BCターフ(芝2400メートル)でローシャムパークは、スタートで出遅れながら勝ったレベルスロマンスの首差2着に追い上げ、シャフリヤールも3着と好走した。レース後に地元・米国の解説者が話した「やはりこのカテゴリーの日本馬は強い」の言葉が強く印象に残った。
この中間もドウデュース・友道調教師の「日本でやる以上、海外馬に負けるわけにはいかない」を始め、矢作調教師、川田騎手からほぼ同様のコメントが出た。近年にないハイレベルな外国勢を警戒しつつも、そこは世界を知るホースマンたち。冷静に力関係を見極めたうえでの言葉と理解した。
ジャスティンパレスが本命。会見において最もビンビン響いてきたのが杉山晴調教師のコメント。「力がみなぎっている。これであれば…」「日本ダービー(9着)は参考外。あの時と馬が違う」「天皇賞以上のパフォーマンスができる」。冷静な口ぶりにいつも以上の熱を感じた。
スプリンターズS1着(ルガル=9番人気)、マイルCS2着(エルトンバローズ=7番人気)と今秋、人気薄でG1上位をにぎわせている実績が師の言葉に説得力を加えている。ここは勝負の時とみる。馬連(4)―(9)(10)(1)(3)(12)(14)(8)。(大上 賢一郎)