【阪神カップ】ナムラクレアはフィジカル重視の調整で好気配 長谷川調教師「本当にいい状態で出せる」

坂路を駆け上がるナムラクレア
坂路を駆け上がるナムラクレア

◆第19回阪神カップ・G2(12月21日、京都競馬場・芝1400メートル)12月17日、栗東トレセン

 スプリンターズS3着のナムラクレア(牝5歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)が重賞5勝目へ好気配を漂わせている。

 前走後は2週間程度の短期放牧へ。帰厩してからは、坂路でしっかり負荷をかけて乗り込まれてきた。長谷川調教師は「5か月間隔が空いた2走前の時は、CWコースも取り入れて調整していたが、フィジカル面が思ったより落ちてしまった。筋肉を落としたくなくて坂路で乗り込んできて、本当にいい状態で出せる」と胸を張った。

 主戦場は1200メートルだが、1400メートルも勝ち星こそないが重賞3戦ですべて2着と実績は十分。「(21年の)ファンタジーS以外は勝ちに等しい競馬をしているし、距離は千四までは大丈夫。このメンバーでどんな競馬をしてくれるか」とトレーナー。7戦ぶりの勝利をつかみ、来春のG1へ弾みをつける。

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