◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山・芝2500メートル)
先週の栗東で、クリストフ・ルメール騎手にアーバンシック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード)の話をうかがった。有馬記念には過去17回騎乗しているが、菊花賞を勝った馬で臨むのは16年に優勝したサトノダイヤモンド以来、2回目。「(アーバンシックの)菊花賞は勝つ自信がありました。すごくいい競馬でした。(有馬記念を)3歳で勝つにはタフな馬が必要。サトノダイヤモンドもそうでした。アーバンも有馬記念を勝つのにいい素材」とポイントを挙げた。
15日は美浦・坂路を単走で52秒1―12秒4。1週前に美浦・Wコースで3頭併せを消化し、日曜に坂路を速い時計を出すのは菊花賞と同じパターンだが、11日は菊花賞の1週前追い切りと比べて道中かかり気味だった。ルメール騎手が騎乗予定の最終追い切りでガス抜きができているのか、まずは注目している。(玉木 宏征)