【朝日杯フューチュリティステークス】大上賢一郎の見解 本命馬はロングスパート合戦なら他の追随を許さない

アルテヴェローチェ(左)
アルテヴェローチェ(左)

 アルテヴェローチェが本命。まずは札幌のデビュー戦の内容が濃い。4コーナー手前から早めに進出し、直線先頭に立つと、外からの追撃を首差しのいでV。着差はわずかもゴール前の手応えはかなり余裕に映った。2着のヒシアマンは次戦を6馬身差で勝ち上がり、京王杯2歳Sで1番人気(4着)の逸材。「強い。背中、乗り味、追っての反応がいい。大物感があります」。武豊が絶賛ワードを並べたのも納得の勝ちっぷりだった。

 2戦目のサウジアラビアRCは1番枠から行きたがる面を見せたが、佐々木がいったん引いて後方で折り合わせてから、直線外に出して差し切る味な立ち回り。高めのテンションを闘志に変換しての爆発力、乗り手の意図を理解できるセンスがこの馬の武器になっている。

 中間は11月14日に外厩・ノーザンファームしがらきから帰厩し、武豊が乗った栗東・CWコースの2週前、1週前は遅れたが、併せたのはダートオープン馬のユティタム。調教で抜群に動く4歳猛者と互角の走りは高い能力の証しだ。前走は追い出して加速にややもたついた印象だが、京都の下りを使えばその心配は軽減。ロングスパート合戦なら他の追随を許さないはずだ。馬連(8)―(16)(4)(2)(10)(12)(11)(6)。(大上 賢一郎)

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