◆第147回中山大障害・JG1(12月21日、中山競馬場・障害芝4100メートル、良)
ハードル界の暮れの大一番は9頭立てで行われ、五十嵐雄祐騎手が騎乗した4番人気のニシノデイジー(牡8歳、美浦・高木登厩舎、父ハービンジャー)が勝利。22年との隔年制覇を達成した。障害レースにグレード制が導入された1999年以降で複数回勝利した馬はキングジョイ(08、09年)、オジュウチョウサン(16、17、21年)に続く3頭目。五十嵐騎手は13年アポロマーベリック、22年ニシノデイジーに続く3勝目となった。勝ちタイムは4分40秒4。
2着は3番人気のエコロデュエル(草野太郎騎手)、3着は5番人気のネビーイーム(小牧加矢太騎手)だった。
五十嵐雄祐騎手(ニシノデイジー=1着)「最高です! G1を勝ってからなかなか勝てないレースが続いていたけど、中山は得意とする馬なので力を出してくれました。折り合いがついていて、馬が成長しています。前々走くらいから折り合いがつくようになって、『終わっちゃったのかな』と思っていたんですけど、いい結果が出ました。4角で先頭のイメージで乗りました。最後は脚が上がっていたけど、もうひと踏ん張りしてくれましたね。デイジーが一番頑張ったと思います!」
高木登調教師(ニシノデイジー=1着)「非常にリズム良く、折り合いがついていい感じでした。ちょっとは気性の成長を感じます。(てるてる坊主は)作りませんでした。雨マークが消えてたので。週初めはついてて、やばいと思ったんですけどね」