
◆第69回大阪杯・G1(4月6日、阪神・芝2000メートル)
さまざまな路線から好メンバーが集まった。穴にオススメしたいのがアルナシーム(牡6歳、栗東・橋口慎介厩舎、父モーリス)。前走の中山記念は開幕週で時計の速い特殊な馬場となり、上位3頭が内を立ち回ったのに対し、終始外を回ることになったこの馬には厳しかった。12着でも力負けではないことは確かだ。
横山典弘騎手が乗った1週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン77秒9―11秒3の好タイムを叩き出した。横山典騎手がムチを入れるとグンと反応していた。これまでは調教でためが利いているようには見えなかったが、この追い切りは馬のアクションもすごく良かった。
担当する五十嵐助手も「楽しみを持って、G1に向かえます」と好感触だった。中山金杯のように内枠を引いて、脚をためることができれば、馬券圏内も十分にあると思っている。(山下 優)