引退控える福島師管理ナムラシンウチ、12番人気で完勝 園田競馬の大山騎手はJRA初勝利

園田の大山真吾騎手がJRA初勝利をナムラシンウであげる
園田の大山真吾騎手がJRA初勝利をナムラシンウであげる

 2月24日の阪神6R・4歳上500万(ダート1800メートル、16頭立て)で今月末での定年引退が決まっている福島信晴調教師(70)=栗東=の管理するナムラシンウチ(牡4歳)が12番人気を低評価を覆し、1馬身半差の完勝。騎乗した大山真吾騎手(34)=園田=はJRA20戦目で初勝利となった。

 道中は中団でジッと待機。外に持ち出された直線では鞍上の仕掛けに力強い加速で応え、一気に突き抜けた。「馬が強かっただけです。園田と違って、直線が長かったですね。うれしいです。あまり乗りにくる機会は少ないですけど、チャンスがあれば頑張りたい」と大山騎手は笑顔で振り返った。

 福島調教師にとっては、14年のアンタレスSを勝ち、同年のチャンピオンズCで2着に入ったナムラビクターを全兄にもつ厩舎ゆかりの血統馬。「この血統だから、いつ走っても不思議はないと思っていた。(最終週の勝利だが)あまり変わらないかな。重賞で勝てればいいんだけど」と口にしながらも、うれしそうな表情を浮かべていた。ラストの重賞となる明日の阪急杯にはダイアナヘイローを送り出す予定だ。

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