【中山牝馬S】マキシマムドパリ、有終V狙う

マキシマムドパリがラストランで輝くか
マキシマムドパリがラストランで輝くか

◆第36回中山牝馬S・G3(3月10日、芝1800メートル・中山競馬場)

 有終の美を飾りたい。第36回中山牝馬S・G3(10日、中山)に出走するマキシマムドパリは今回が引退レースになる。昨年は格上挑戦だった愛知杯、さらにはマーメイドSと重賞2勝を挙げ、秋はエリザベス女王杯で4着。5歳になって、完全に本格化した。

 前走の愛知杯はトップハンデの56キロを背負いながらも、最後に脚を伸ばしての3着。「伸びはジリジリでしたが、よく頑張っています。(中京の)馬場が合うんですかね」と吉田助手は振り返る。

 今回はオークス(8着)以来、約2年9か月ぶりの関東圏での競馬。「長距離輸送はあまり強くないので、避けていたというのはあるんです」と同助手は口にするが、不安を打ち消せるだけの充実度がある。「いい状態をキープ。動ける態勢にはあります」。最後まで輝きを保ったまま、ターフを後にする。(山本 武志)

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