【福島牝馬S】デンコウアンジュが3年半ぶりV 柴田善臣騎手は2年半ぶり重賞V

福島牝馬Sで勝利したデンコウアンジュ(右端は鞍上の柴田善騎手)
福島牝馬Sで勝利したデンコウアンジュ(右端は鞍上の柴田善騎手)

◆第16回福島牝馬S・G3(4月20日・芝1800メートル、福島競馬場、良)

 古馬の牝馬10頭によって争われ、柴田善臣騎手が騎乗した4番人気のデンコウアンジュ(6歳、栗東・荒川義之厩舎、父メイショウサムソン)が鮮やかに差し切り、15年アルテミスS以来、3年半ぶりとなる勝利を飾った。柴田善騎手の重賞勝利は、16年の東京スポーツ杯2歳S以来、2年半ぶり。勝ち時計は1分48秒1。同馬にヴィクトリアマイル(5月12日、東京)の優先出走権が与えられた。

 2馬身半差の2着は1番人気のフローレスマジック(石橋脩騎手)。3着には2番人気のダノングレース(蛯名正義騎手)が入った。

 柴田善騎手(デンコウアンジュ=1着)「いつも切れ味鋭い脚の良い馬だと思っていました。今日は落ち着いて走って、折り合いもついていました。スローペースでも問題はなかった。しまいは予想以上に切れた。めちゃくちゃ切れた。すごかったです。3年半ぶりの重賞制覇に責任を感じていました。僕自身も2年5か月ぶりの重賞制覇ですけど、今日は馬が頑張ってくれました。ヴィクトリアマイルは今日くらい落ち着いて折り合いがつけば、元々東京で32秒台の脚を使える馬なので、ひょっとする可能性ある。人馬ともに、味のある競馬で勝たせてもらいました」

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