
◆カバジェーロ(3月7日、阪神6R・3歳1勝クラス、芝1400メートル=7着)
外枠からのスタートで若干、出遅れて前に壁をつくることができず、道中は苦しい形。4コーナーでは大きく外を回る形になり、距離ロスの大きい競馬を強いられた。それでも直線ではじわじわと伸びており、見直しの余地はある。
松山弘平騎手は「前に行くことができませんでした」と振り返るが、チューリップ賞を見送って自己条件に回ってきたギルデッドミラー(1着)、朝日杯FSで3着のグランレイ(2着)など中身の濃いメンバー。勝ち時計が1分20秒6とタイム面でもレベルが高く、そのなかで大きく外を回れば追い込めないのは仕方がない。
4日には栗東の坂路で52秒6―12秒2と鋭く伸び、動きが変わってきている。1勝クラスでもメンバー次第では通用の実力があり、次に狙ってみても面白い。(内尾 篤嗣)