2月20日の東京2R3歳新馬戦(ダート1400メートル=16頭立て)は、エストレラブレイン(牡、美浦・田村康仁厩舎、父シニスターミニスター)が勝利した。ゲート入りに手間取ったが、スタートすると落ち着きを取り戻して2番手を追走。直線では接戦を演じながら脚を伸ばし、1馬身差でデビュー戦Vを決めた。
発馬前に関して、三浦皇成騎手は「隣の馬がガタッとして、それを気にした。普段は全然そんなことないんですけど」と首をひねったが、「レースは冷静に走ってくれたので、精神面が成長すれば。まだ緩さがある中で勝ったのは力があるから」と将来性を感じ取っていた。
2着は直線で脚を伸ばしたキングスハンド(牡、父リヤンドファミユ)、3着には逃げ粘ったサイレントギフト(牡、父サウスヴィグラス)と田村康仁厩舎の所属馬が上位を独占。トレーナーは「キングスハンドはブリンカーをして、外に張る面は良くなった。サイレントギフトは、まだ調教がそれぼどできていない。その差が出ただけ」と次走に期待した。
上位3頭を同一厩舎が独占するのは、92年ダイヤモンドSの小林稔厩舎(1着ミスターシクレノン、2着アローガンテ、3着ロングシンホニー)以来となる。