岩田康誠騎手=栗東・フリー=と岩田望来騎手=栗東・藤原英昭厩舎=が、10月30日の阪神競馬で3回のワンツーフィニッシュを決めた。親子のジョッキーで一日2回以上のワンツーは、JRA史上初のことになる。
4R・2歳新馬戦(ダート1800メートル)では父の岩田康騎手騎乗のマルブツプライドが1着になり、息子の岩田望騎手が乗ったバハルダールは2着。6R・3歳上1勝クラス(ダート1200メートル)では息子がイルデレーヴで勝ち、父はミスズメジャーで2着。7R・3歳上1勝クラス(芝2400メートル)は息子のキングオブドラゴンが1着になり、父のリンフレスカンテは2着だった。
これまで岩田親子のワンツーは4回あって、どちらも2勝ずつ。この日3回のワンツーは息子の岩田望が2勝、父の岩田康は1勝。計7回のワンツーとなり、岩田望が4勝、岩田康が3勝となった。
岩田望来騎手は「意識していませんでした。この結果を見て、親子で刺激し合って、これからも頑張っていきたいです。(父に対して4勝3敗で)勝ち越せているのはうれしいです。いつか大きい舞台でワンツーができればと思っています」と目を輝かせていた。
騎手の親子ワンツーは岩田康誠騎手&岩田望来騎手を含めて5例。他は父・鮫島克也騎手&子・鮫島良太騎手(5回)。父・木幡初広騎手&子・木幡初也騎手(1回)。父・横山典弘騎手&子・横山和生騎手(5回)。父・横山典弘騎手&子・横山武史騎手(6回)がワンツーをしている。