9月25日の中京4R・2歳新馬(ダート1200メートル、8頭立て)は、2番人気のルクルス(牡、栗東・松永幹夫厩舎、父ハーツクライ)が直線で楽々と抜け出し、3馬身差の快勝デビューを飾った。勝ちタイムは1分13秒9(稍重)。
スタートを決め、内枠3頭が先行する3番手で流れに乗った。馬なりのまま3角手前で2番手に浮上すると、直線は先頭に並びかけて追い出しを待つ余裕。残り300メートルでゴーサインが出ると、手応え通りに伸びて、他馬を突き放した。
半兄に2013年セントウルSなど、芝の短距離重賞を3勝したハクサンムーン(父アドマイヤムーン)がいる。武豊騎手は「おっとりした気性ですけど、競馬に行くとスピードがありました。まだまだ体が緩いですし、能力だけで勝った感じです」と振り返った。
松永幹調教師は「調教で動けていたので、やってくれるかなと思っていました。いいスピードがあります。現状はダートの短いところですかね」と話した。