◆第60回アルゼンチン共和国杯・G2(11月6日、東京競馬場・芝2500メートル)
20年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走した実績馬で、前走のオクトーバーSは2着だったラストドラフト(牡6歳、美浦・戸田博文厩舎)が、3年ぶりの重賞制覇へ虎視たんたんだ。前走は中団後方の11番手から運び、直線では馬群をさばくのに苦労しながら、最後は地力で2着まで追い上げた。
斎藤助手は「前走はもう少し馬群をさばくのがスムーズだったら。オープン特別なら勝ってほしかった。その後も元気いっぱいで状態は良さそう。もともとG2でも勝ち負けになっていた馬なので、能力が衰えたところはない。展開ひとつです」と、気配の良さを強調。堅実な末脚を武器にして、侮れない雰囲気の6歳馬だ。