【有馬記念】中山・芝2500メートルでぶっち切りの単勝回収値を誇る戸崎騎手、今年はブレークアップで高配演出だ

中山芝2500メートルで好成績を残す戸崎が騎乗し、血統的にも穴気配が漂うブレークアップ
中山芝2500メートルで好成績を残す戸崎が騎乗し、血統的にも穴気配が漂うブレークアップ

◆第67回有馬記念・G1(12月25日、中山・芝2500メートル)

 中山・芝2500メートルで行われる有馬記念。長距離は騎手の腕が問われると言われるが、12年以降、同条件で好成績を残しているのが戸崎。14年有馬記念をジェンティルドンナで勝利したのを始め、11勝、2着11回はともに最多。勝利数2位ルメール(7勝、2着5回)とは騎乗数の差だが、勝率19・6%、連対率39・3%、複勝率42・9はいずれもルメールに次ぐ2位で、単勝回収値はルメール(68円)の2倍近い125円となっている。

 14~16年にJRA最多勝利騎手。その後けがの影響を受けるなどあったが、今年はラスト3日間を残して3年ぶりに100勝超えの129勝で全国リーディング2位(1位は川田の140勝)。

 有馬記念は人気薄ブレークアップで参戦。同馬は15年Vのゴールドアクターと同じアルゼンチン共和国杯からの臨戦で、有馬記念が世相を反映するなら、サッカーW杯でアルゼンチンが優勝したことも追い風になるか。しかも母の父クロフネは同条件で4勝(3位)、3着内数11(2位)で、複勝率は2頭に1頭に迫る45・8%だ。そして同馬は2400メートル以上【2220】。人馬ともに心強いデータが目白押しだ。

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