矢作厩舎のパンサラッサ、バスラットレオン、コンティノアールの3頭が2月25日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジカップデー諸競走へ参戦することが1月20日、決まった。19日夜に招待が届いたもので、矢作調教師が明らかにした。
昨年のドバイ・ターフを勝ち、個性派の快速馬として注目を集めるパンサラッサ(牡6歳、父ロードカナロア)はサウジカップ・G1(ダート1800メートル)に参戦する。ネオムターフC・G3(芝2100メートル)からの招待も届いたが、世界最高額の1着賞金1000万ドル(約12億8500万円)がかかる大一番への出走を正式に決めた。引き続き、吉田豊騎手=美浦・フリー=が手綱を執る。
昨年のゴドルフィンマイルを勝ったバスラットレオン(牡5歳、父キズナ)には1351ターフスプリント・G3(芝1351メートル)とリヤドダートスプリント・G3(ダート1200メートル)の招待がきたが、坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=とのコンビで、芝の1351ターフスプリントへの参戦を決めた。
昨年のカトレアSで2勝目を挙げたコンティノアール(牡3歳、父ドレフォン)も坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=とのコンビでサウジダービー・G3(ダート1600メートル)への参戦が決定。また、ホウオウアマゾン(牡5歳、父キングカメハメハ)にもリヤドダートスプリントから招待が届いたが、辞退する方向だ。
矢作調教師は「(参戦する)3頭とも、このレースを本線に考えていましたから良かったです。パンサラッサは芝の2100メートル(ネオムターフC)からも招待が来ましたが、もちろんサウジCに行きます」と説明した。
昨年は、ステイフーリッシュがレッドシーターフハンデキャップを勝っているサウジアラビア遠征は、厩舎としても実績のある舞台。さらに、その後は招待次第だが、昨年一日3勝を挙げたドバイ国際競走への転戦を予定しており、今年も「世界のYAHAGI」が中東の地を熱くする。