阪神11R・大阪杯・G1・馬トク激走馬=ヴェルトライゼンデ
ジャパンC3着、59キロで勝ち切った日経新春杯のレースぶりを見ると、競走馬として戦闘力が1段上がった印象がある。
前走後は2月21日に外厩・ノーザンファームしがらきから帰厩。直前は栗東・坂路の併せ馬を力強い推進力で駆け、52秒8―12秒1。迫力の動きに池江調教師は「当該週もしっかり強めの負荷をかけた方が成績が出ています。力を出せる状態です」と最終調整の意図を説明した。
父のドリームジャーニーはG2だった09年にV。その弟オルフェーヴルも13年に快勝している。本馬にとって初の阪神コース参戦がカギだが、師の口ぶりには自信が見え隠れする。鞍上は新馬以来の川田騎手。中間は追い切りに乗って大きな成長を体感しており、スムーズなリードで、直線抜け出すシーンを描く。