
ドイツリーディングに4度輝き、日本でも数多く騎乗したフィリップ・ミナリク元騎手が亡くなったことが9月5日、分かった。フランスのメディアが報じたもの。48歳だった。
チェコのプラハで生まれ、1991年に現地で騎手デビュー。その後、ドイツの騎手免許を取得すると、同国のリーディングに4度輝き、多くのビッグレースを制した。しかし、2020年7月に落馬事故に遭い、長期間の昏睡状態に陥った。生命の危機は乗り越えたものの、その後遺症で騎手としてのキャリアは断たれることになった。
日本には2014年のジャパンCでアイヴァンホウに騎乗するために初来日。2018年に初の短期免許で約2か月騎乗し、同年の2月11日の東京競馬でJRA初勝利を挙げた。翌19年、20年にも短期免許で来日した。JRA通算29勝を挙げている。