10月22日の京都8R・なでしこ賞(2歳1勝クラス、ダート1400メートル=8頭立て)は2番人気のナスティウェザー(牡2歳、美浦・加藤征弘厩舎、父パイロ)が差し切り、2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分24秒7(良)。騎乗した岩田望来騎手=栗東・フリー=は現役47人目のJRA通算400勝を達成した。
スタートは五分に出たが、先行争いには加わらずに序盤は最後方で進めた。4コーナーで馬群の後尾に取り付くと、直線は外に持ち出されてはじけるような伸び。逃げ粘るアイアムユウシュンをゴール前でとらえ、3/4馬身差をつけた。
岩田望騎手は「前走でいい競馬ができて、引き続き状態はいいと聞いていました。京都コースで少頭数でしたし、どこから競馬をしても勝てると思って乗りました。直線に入ってゴーサインを出すと、いい脚を使ってくれました。まだまだ伸びしろもあると思います」と笑顔で振り返った。
「23歳4か月22日」でのJRA通算400勝は、武豊騎手の「21歳4か月22日」に次いで、史上2番目の若さでの到達となった。同騎手は節目の勝利に「デビューしてから5年目で達成することができて良かったと思います。400勝という数字に関しては通過点だと思っています。父(岩田康誠騎手)がいる競馬場で勝つことができ、多くのお客様の前で達成できて良かったです」とコメントした。