中京11R・チャンピオンズカップ・G1・馬トク激走馬=テーオーケインズ
2年前のレースで6馬身差Vを決めたシニスターミニスター産駒。先月の28日に年内で引退、種牡馬入りの発表があったため、ここはもうひとつ勲章を加えたい一戦だ。
6月の帝王賞は鼻差、頭差の3着。松山騎手は「1番枠があだになった」と振り返ったが、直線の立ち上がりで追い出しが遅れたのが最後まで響いた形だった。連覇を目指したJBCクラシックは体重12キロ減で3着。ただ久々を叩いてコンディションは順当に上昇中だ。
直前の坂路は馬なりで53秒1―12秒3。高柳大輔調教師は「思ったより時計が速く、それだけ体調がいいということ」と納得の表情。4番枠なら2年前と同様、内め馬群での追走がかなうはず。しっかり脚をためて運べば、脚長で推進力ある体型を生かした差しで、トップゴールも十分にある。