【神奈川記念】今年限定の交流重賞はヴィブラフォン制覇 Hドイル騎手も国内重賞初制覇「まだまだ勝ちたいです」

神奈川記念を勝ったヴィブラフォンとHドイル騎手(カメラ・大野 英之)
神奈川記念を勝ったヴィブラフォンとHドイル騎手(カメラ・大野 英之)
日本での重賞初勝利を挙げたHドイル騎手
日本での重賞初勝利を挙げたHドイル騎手

◆神奈川記念・交流重賞(12月14日、川崎・ダート1600メートル、稍重)

 ダートグレードではない今年限定の交流重賞は11頭(JRA6、南関東5)で争われ、単勝5番人気でJRAのヴィブラフォン(牝4歳、美浦・高木登厩舎、父ドレフォン)がホリー・ドイル騎手を背に逃げ切った。前走の奥羽Sから連勝で重賞初挑戦初制覇となった。短期免許で来日中のHドイル騎手もJRA、地方を通じてうれしい国内重賞初勝利となった。勝ち時計は1分42秒9。

 2着にキャリックアリード(御神本訓史騎手)、3着にユティタム(川田将雅騎手)が入った。

 同レースは、来年の川崎記念が4月に移行することから今年だけ実施された。

 Hドイル騎手(ヴィブラフォン=1着)「初めての地方競馬。乗せてもらって感謝しています。前走で乗った時に、素直でスピードのある馬だと感じていました。きょうもスタートを出て、スピードに乗って運べました。(日本にいる期間は)あと少しですが、まだまだ勝ちたいです」

 御神本訓史騎手(キャリックアリード=2着)「すごく乗りやすくて利口な馬。距離はもう少し長くてもいい」

 川田将雅騎手(ユティタム=3着)「ジャパンダートダービーで熱中症になってから気持ちがまだ戻らないので、そこが一番の課題です」

 笹川翼騎手(フォーヴィスム=4着)「ペースが遅くてハミをかむところもあったが転入初戦としていい内容だった」

 横山武史騎手(オマツリオトコ=5着)「返し馬から雰囲気は良かった。口向きが難しいところがあって、より強くなって競馬として能力を出し切れてない。距離もギリギリ」

 西村淳也騎手(バーデンヴァイラー=6着)「少し忙しかった。もうひとハロン、ふたハロンあってもいい。良く頑張ってくれた」

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