21日は有馬記念の公開枠順抽選会でした。前回騎乗した20年はリモートだったので、実際に引くのは初めて。せっかくなら一番で行きたいですね、と関係者の方と話していたら、本当に一番に呼ばれました。独特の雰囲気を経験できたのは楽しかったですね。
有馬記念に乗れるのは、もちろんうれしいです。前回乗ったときは、あまり競馬を知らない、中学校の友達や小学校の先生からも連絡がありました。出るだけで「すごいね」「おめでとう」と言われるのは有馬記念と日本ダービーだけ。毎年乗りたいレースです。
今までの有馬記念で一番強烈だったのは、オルフェーヴルの引退レース(13年)。衝撃的な強さでした。ゴールドシップが勝った12年は見に行っていました。もちろんディープインパクトの引退のとき(06年)も覚えています。思い出に残っているのはこの3頭ですね。
今年騎乗するヒートオンビートは、1週前追い切りに乗りました。レースを見た通り、乗りやすい馬。操縦性が抜群で、安心してレースに行けます。出るからには一発狙って、皆さんにクリスマスプレゼントを届けられるよう頑張ります。
日曜は有馬記念を含めて5鞍です。テンノメッセージは前回がいい勝ち方。昇級してもやれそうな内容でした。センスが良く、中山の1600メートルも合ってそうです。
(JRA騎手)
【中山】
1R・イーサンハンター A
4R・ダイシンアポロン B
9R・オウケンボルト B
10R・テンノメッセージ A
11R・ヒートオンビート C
(本紙評価)