◆アメリカJCC・G2(1月21日、中山・芝2200メートル)=16日、美浦トレセン
遅咲きの6歳馬アドマイヤハレーが初の重賞挑戦だ。距離を延ばした前走の迎春Sは出遅れを挽回し、好位から力強く伸びて1馬身半差の完勝でオープン入り。2走前からつけた馬具の効果で集中力を増し、ようやく能力を発揮できるようになった。宮田調教師は「チーク(ピーシーズ)をつけた効果が出ているのかな。いい勝ち方だった」と振り返る。
中1週となる疲れなどを考慮し、先週時点では出否は流動的だったものの、トレーナーは「獣医に診てもらったが『状態はいい』と言われ、それなら出ない理由はない」と出来の良さを強調する。相手は強化されるが、同じ舞台の前走での勝ち時計2分11秒8は今回の登録馬で最速。「これからもっと良くなりそう。次につながる競馬を」と期待十分に送り込む。