現3歳世代で芝の新馬戦は今週がラスト。08年有馬記念などG1を4勝した名牝、ダイワスカーレットを母に持つグランスカーレット(牡、父ロードカナロア)が4日の京都5R(芝1600メートル)でベールを脱ぐ。現在20歳の母は昨年で繁殖牝馬を引退。10頭連続で牝馬を出産しており、最後の産駒となる11番子グランが唯一の牡馬となる。
今週31日の追い切りは栗東・CWコースで半馬身遅れたが、3勝クラスの古馬を3馬身追走してのもの。6ハロン80秒3―12秒0と上々の時計だった。500キロを超える雄大なボディーに、大久保調教師は「体も性格も完成されてません。もっと良くなりますが、今週で芝の新馬戦が最後ですからね。それでも、先週と今週の感じなら勝負になると思います」と気合。注目の良血馬がまずは初陣を飾ってみせる。