藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、今週も小倉で10鞍(土曜8鞍、日曜2鞍)に騎乗を予定している。
日曜1Rは、初騎乗の前走で2着だったオテンバムスメとのコンビ。ゲートは今ひとつだったが、道中で外をまくる積極的な騎乗で連対を確保した。「ゲートが早くなくて後ろからになりました。外に張るので直しながらになり、4コーナーで勝ち馬に内をすくわれて、もったいない競馬でしたね。ペースが流れる小倉の1700メートルはこの馬に向いているので、今回は勝ち切る競馬をしたいです」と気合が入る。
土曜1Rは自厩舎のアベベと2戦連続のコンビ。前走は佐賀で手綱を執り、抜群の手応えで4コーナーを回り一度は完全に抜け出したが、内をすくわれる形で2着と悔しい内容だった。「前走は馬の状態がすごく良くて、いい競馬ができそうでした。それだけに勝てずに悔しかったですね。状態は変わらないので、先手を取って距離が持てばいいですね」と300メートル延長がカギとみる。
土曜8Rはベイビールビオに初騎乗となる。1月31日には追い切りで手綱を執り感触を確かめた。「追い切りの動きは良かったです。展開がはまれば、このクラスでもやれるだけの力はあると思っています」と一発をもくろむ。
土曜6Rは、実戦初騎乗の前走が8着に終わったビッグロードヒマリ。道中は後方待機から勝機をうかがったが、伸び切れなかった。「普段から乗らせてもらっていますが、気が悪いところがあります。チークピーシーズをつけて集中して走れれば」と変身を願った。
【土曜小倉】
1Rアベベ(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父コパノリッキー)
2Rレクエルダメ(牝3歳、美浦・天間昭一厩舎、父ダノンバラード)
3Rマンダリア(牝3歳、美浦・水野貴広厩舎、父ラブリーデイ)
6Rビッグロードヒマリ(牡3歳、美浦・尾形和幸厩舎、父アメリカンペイトリオット)
7Rブロンドケリー(牡5歳、栗東・藤沢則雄厩舎、父エピファネイア)
8Rベイビールビオ(牡5歳、美浦・田村康仁厩舎、父ビッグアーサー)
9Rアイタカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎、父エイシンフラッシュ)
12Rイリスレーン(牝4歳、栗東・清水久詞厩舎、父ハーツクライ)
【日曜小倉】
1Rオテンバムスメ(牝3歳、栗東・北出成人厩舎、父セレスハント)
3Rタイコネン(牝5歳、美浦・松永康利厩舎、父ヘニーヒューズ)