今週の報知杯弥生賞ディープインパクト記念への出走を予定していたサンライズジパング(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎、父キズナ)は右後肢の違和感のため、回避することが2月28日に決定した。この日、コンビを組む武豊騎手が滋賀県・栗東トレーニングセンターで乗り、最終追い切りを行う予定だったが、騎乗して感触を確かめ、陣営と協議した結果、本来の状態では出走できないと判断して追い切りを行わず、G2を見送ることになった。
同馬はJBC2歳優駿・交流G3で2着などダートでも結果を出していたが、昨年末のホープフルS・G1で13番人気ながら3着と好走。年明けには出世レースの若駒S・リステッドで芝での初勝利を飾っていた。今後は皐月賞・G1(4月14日、中山・芝2000メートル)に向け、コンディションを整えていく。
音無調教師「(武豊騎手に)乗ってもらって、右トモ(後肢)に違和感があるということで、無理して追い切りをせず、見送ることにしました。皐月賞まで時間があるので大事を取ってのものです」