デビュー戦2着で悔し涙 高杉吏麒騎手を育てる師匠とG1騎手兄弟

小倉2Rのデビュー戦で2着だった高杉吏麒騎手
小倉2Rのデビュー戦で2着だった高杉吏麒騎手
(左から)藤岡佑介騎手、藤岡健一調教師、藤岡康太騎手
(左から)藤岡佑介騎手、藤岡健一調教師、藤岡康太騎手
高杉吏麒騎手
高杉吏麒騎手

 3月2日に栗東所属の4人の新人騎手がデビューし、翌3日は涙の引退セレモニーでターフに別れを告げた安田隆行調教師ら3人のトレーナーのラストデー。記憶に残るシーンの多い先週末の小倉競馬だったが、そのなかで、印象に残ったひとつが、デビュー戦となった2日の小倉2Rで、2着に負けた高杉吏麒(りき)騎手(18)=栗東・藤岡健一厩舎=の悔し涙だった。

 レースではスタートを決めハナへ。終始、他馬に競られる形になったが、直線を向くと馬場のいい3、4分どころにパートナーを誘導。1度は、後続との差を広げた。デビュー初勝利かと思われたが、左ムチを入れたところで、右によれて馬場の荒れた内ラチ沿いへ。押し切れず、頭差の2着だった。「馬は頑張ってくれたのですが、僕の技術不足のせいで勝てなかった。乗せていただいた関係者の方々に申し訳ない気持ちです」と唇をかみしめた。

 滋賀県出身。現在は栗東・小林厩舎でヘルパーを務める祖父の田代輝秋さんが、厩務員だったことがきっかけで、馬と触れ合い騎手を志した。師事する藤岡調教師の長男・佑介騎手、次男・康太騎手はG1ジョッキー。「ゲートの出方とか、いろいろアドバイスをいただいています」。今回の小倉でも、レース後のパトロールビデオを見ながら康太騎手からアドバイスをもらうシーンが見られたが、尊敬するトレーナーはもちろん、息子2人にも憧れを抱く高杉騎手にとっては頼もしい存在。恵まれた環境に身を置いている。

 勝ちたいレースに凱旋門賞を掲げる若武者。「レースで普通に乗ってくることの難しさを痛感しました」とデビュー週を振り返ったが、騎手人生はまだ始まったばかり。今回の悔しさを糧に1日も早い初勝利。そして今後の飛躍のきっかけにしてもらいたい。

(中央競馬担当・戸田 和彦)

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