◆若葉S・リステッド(3歳オープン、3月16日、阪神競馬場・芝2000メートル、2着までに皐月賞の優先出走権=良)
皐月賞・G1(4月14日、中山競馬場・芝2000メートル)の優先出走権をかけた関西で唯一のトライアルは3歳馬9頭立て(オルトパラティウム出走取消)で行われ、単勝1番人気で藤岡佑介騎手騎乗のミスタージーティー(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父ドゥラメンテ)が勝利。ホープフルS(5着)、共同通信杯(7着)では不完全燃焼の競馬が続いていたが、見事に巻き返し、本番への切符をつかんだ。勝ち時計は1分59秒7。
単勝6番人気で菱田裕二騎手騎乗のホウオウプロサンゲ(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)が2着に続き、セレクト当歳セールで4億1000万円の高値がついた素質馬も切符を手にした。矢作厩舎は報知杯弥生賞ディープインパクト記念で2着だったシンエンペラー(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)に続く優先出走権獲得となった。
3着は2番人気のキープカルム(鮫島克駿騎手)だった。
菱田裕二騎手(ホウオウプロサンゲ=2着)「一週前に調教で乗せてもらって、ポテンシャルの高さを感じていました。これまでのレースを見て、気持ちよく走らせようと思いました。スッと先手を取れて、リズムよく、いいレースができたと思います」