【こちら日高支局です・古谷剛彦】4月23日ブリーズアップセールへ 仕上がり度は昨年よりアップ

一番時計を出したセンティフォリア2022(右)
一番時計を出したセンティフォリア2022(右)
馬体の良さが目を引いたトウカイライフ2022(左)
馬体の良さが目を引いたトウカイライフ2022(左)

 JRAブリーズアップセールに向けて、育成馬の展示会は9日、日高育成牧場で開催された。昨年のセール出身馬のなかで、アラレタバシル(牡3歳、美浦・根本厩舎)が2勝し、伏竜Sで2着に健闘。また、オベイユアマスター(牡3歳、栗東・昆厩舎)は未勝利勝ちの後、1勝クラスで3着に食い込む他、3頭の新馬勝ち馬を送り出した。昨年に引き続いて速歩(はやあし)によるドライビングや3列縦隊の集団調教を継続しつつ、3月から4月の指示タイムを速くするなど、昨年以上に少し強い調教を施し、より仕上がった状態でセールを迎えるように育成されてきた。

 9日は朝から雨が降り続いたこともあり、56頭(牡27頭、牝29頭)が6班に分かれ、屋内で比較展示が行われた。その後、騎乗供覧へと移ったが、水の浮いた悪条件の馬場だった影響で、当初の予定より控えめの時計で、フットワーク重視の供覧となった。そのなかで一番時計をマークしたのは、1班の5組目に登場したセンティフォリア2022(牡、父カリフォルニアクローム)の2ハロン25秒8-12秒6。その外に併せたロマンスリップ2022(牡、父ベストウォーリア)は、2ハロン26秒4-12秒5と、1ハロンのファステストラップを記録した。また、昨年のセントライト記念を制したレーベンスティールの半弟であるトウカイライフ2022(牡、父ナダル)は、馬体の良さから関係者の目を引いていた。半姉のルーチェデラヴィタもブリーズアップ出身で、新馬とコスモス賞を連勝し、阪神JFに駒を進めた。騎乗供覧では最初の併せ馬だったこともあり、2ハロン34秒6-16秒3と目立たなかったが、3月15日の屋内坂路で2ハロン25秒9-12秒7をマークしている。

 JRAブリーズアップセールは中山競馬場で、22日午後1時から騎乗供覧が行われる。そして23日、比較展示が午前9時30分から、セリ開始は午後0時となっている。(競馬ライター)

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