2004年の日本ダービーを制したキングカメハメハが殿堂入り 種牡馬としてはロードカナロアやアパパネを輩出

04年の日本ダービーを制したキングカメハメハ
04年の日本ダービーを制したキングカメハメハ

 JRAは6月4日、2024年度の顕彰馬にキングカメハメハが選定されたことを発表した。キングカメハメハは04年に日本ダービー、NHKマイルCを制覇。種牡馬になってからはロードカナロアやアパパネ、ドゥラメンテといったG1馬を送り出した。全投票者数176人のうち、143票を集め、得票率は81・3%。投票者数の4分の3(132票)以上の選定基準をクリアした。

 金子真人オーナー「この度はJRA顕彰馬に選出いただき、心より感謝申し上げます。キングカメハメハの競走生活は短いものではありましたが、種牡馬として活躍の場を得られた事で、我々関係者と彼の夢は続きました。その血は絶えることなく、今もその夢を繋いでくれている事が、この受賞でより感慨深いものとなりました。

 受賞をきっかけに、彼の現役時代をご存知ない新しい競馬ファンの方々にも、キングの名に恥じない彼の功績を知っていただける事も嬉しく思います。

 キングカメハメハの関係者、そしてファンの皆様とこの喜びを分かち合えれば幸いです」

 松田国英元調教師「この度はキングカメハメハを顕彰馬に選定していただき、大変光栄に、そして感謝しております。馬主、牧場関係者に感謝します。開業獣医師、JRA獣医師、福田装蹄師、そして厩舎スタッフは、日々丁寧に仕事をしてくれました。福永祐一騎手、ダリオ・バルジュー騎手、武豊騎手、そして安藤勝己騎手は、それぞれのレースで、ダービー勝利に向けて十分に配慮した騎乗をしてくれました。今振り返っても、一流の騎乗であったと感じます。

 残念ながら、屈腱炎で長期休養を余儀なくされ引退となりましたが『現在の腱ドック検査があれば未然に防げた可能性が』とも思います。また、G1を勝利した産駒たちはすごい成績を積み上げ、種牡馬や種牝馬としても素晴らしいと思っております。

 この度の顕彰馬選定に、ファンの皆様、報道関係者の皆様には計り知れない感謝を覚えます」

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