【京都5R・2歳新馬】サニーサルサが逃げ切り 通算96勝目の永島まなみ騎手「この経験を生かして良くなってくる」

サニーサルサと勝利に導いた永島まなみ騎手(カメラ・山本 理貴)
サニーサルサと勝利に導いた永島まなみ騎手(カメラ・山本 理貴)

 6月8日の京都5R・2歳新馬(芝1600メートル=12頭立て)は単勝7番人気のサニーサルサ(牝、栗東・高橋康之厩舎、父マインドユアビスケッツ)が鮮やかに逃げ切った。なお、単勝1番人気のダノンフェルゼン(牡、栗東・音無秀孝厩舎、父ミッキーアイル)は後方から伸び切れず、8着だった。勝ち時計は1分34秒1(良)。

 序盤で楽に主導権を奪うと、前半1000メートルが57秒5と速いペースを刻んだ。しかし、直線入り口から後続をグイッと突き放していくと、さすがに最後は差を詰められたものの、ジャルディニエ(坂井瑠星騎手)の追撃を首差しのぎ切った。

 騎乗した永島まなみ騎手はJRA通算100勝に「あと4」と迫る96勝目、昨年10月7日(プシプシーナ)以来となる新馬Vで、所属する高橋康厩舎とのコンビで初陣を飾ったのはデビューした2021年の10月31日(ジャマン)以来、約2年7か月ぶりだった。「まだまだ口向きやテンションの面で子供っぽさがありました。促してからの反応で戸惑うところはありましたが、この経験を生かして、良くなってくると思います」と今後に期待した。

初陣を飾ったサニーサルサと永島まなみ騎手(左から2人目)ら関係者(カメラ・山本 理貴)
初陣を飾ったサニーサルサと永島まなみ騎手(左から2人目)ら関係者(カメラ・山本 理貴)

 師匠の高橋康之調教師は「ハナに行くのは想定にはありました。最後も脚が止まったというより、訳が分からずにフワッとした感じとのことなので、それだけ余力もあったのかなと思います」と振り返った。今後は状態面を確認したうえで決められる予定。

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