6月16日の東京5R・2歳新馬戦(芝1400メートル=12頭立て)は、1番人気に支持されたプリティディーヴァ(牝、美浦・田中博康厩舎、父キングマン)が、デビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分22秒1(良)。
きっちりとスタートを決めて、そのまま流れに乗って好位2番手へ。そのままリズム良く直線を向くと、逃げた内のアンジュオスリール(石川裕紀人騎手)と外から迫るダノンブランニュー(戸崎圭太騎手)との追い比べとなった。最後までしぶとく脚を使って、最後はダノンブランニューを首差で振り切った。
ルメール騎手は「真面目だった。1600メートルもいける。伸びしろがあります。切れというよりも、じわじわと脚を使うタイプですね」と、勝利を振り返った。
田中博調教師は「調教量は割と積んできましたが、ずいぶんとのんびりしていて、調教でもやった割に1頭で頑張れる状況をつくれていなかったので、直線で抜け出す時も物見していた。まだファイトしきれていない感じでした。距離は1400メートルは短いと思う。もうちょっと長い距離の方が」と、伸びしろを見込んで成長を期待した。