◆第72回中京記念・G3(7月21日、小倉競馬場・芝1800メートル、良)
サマーマイルシリーズ第2戦のハンデ重賞は14頭によって争われ、ハンデ57キロで5番人気のアルナシーム(牡5歳、栗東・橋口慎介厩舎、父モーリス)が、直線半ばで先頭に立ち、後続を振り切ってゴール。エプソムC5着から巻き返して重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分47秒2。
鞍上の横山典弘騎手は、56歳3か月4日で勝った今年の日本ダービー(ダノンデサイル)以来の重賞Vで、自身が持つ最年長重賞勝利記録を更新した。
首差の2着はハンデ58キロで2番人気のエピファニー(杉原誠人騎手)、3着はトップハンデ59キロで1番人気のエルトンバローズ(西村淳也騎手)が入った。
団野大成騎手(ボーデン=6着)「もともと力のある馬ですが、力を付けてきていると思います。ペースも良かったですし、いいところで運べましたが、向こう正面で馬場の荒れたところに入って馬場を気にしていた。ここでもやれる力はあると思います」
幸英明騎手(カテドラル=7着)「4コーナーでは『あるかな』と思いましたが、直線で外からニホンピロキーフにかわされて気持ちが萎えてしまった」
ミルコ・デムーロ騎手(タガノパッション=8着)「3、4コーナーの手応えは良かったけど直線はジリジリになってしまった」
吉村誠之助騎手(ソレイユヴィータ=9着)「ハイペースになると思っていました。ゲートも速くていい位置を取れましたが、周りの馬も強くて最後はしんどくなってしまった」
松若風馬騎手(アナゴサン=10着)「みんな速かったですね。いいポジションで運べましたが、小回りでも1800メートルは長いかなと思います」
和田竜二騎手(セルバーグ=12着)「反応良く出たと思いましたが向こう(テーオーシリウス)も速く1コーナーまで並ぶ形になりました。休み明けだったし、この馬は忘れた頃に走るよ」
岩田康誠騎手(セオ=13着)「この馬のリズムではなかった。力はあるけど、リズムを崩して最後はバラバラになってしまった」
西塚洸二騎手(テーオーシリウス=14着)「逃げ馬が2頭いてこうなると思っていましたが、厳しい形になりました。申し訳ないです」