◆第60回新潟記念・G3(9月1日、新潟競馬場・芝2000メートル)
サマー2000シリーズ第5戦となる新潟記念で久々の重賞制覇を目指すラーグルフ(牡5歳、美浦・宗像義忠厩舎、父モーリス)は、良馬場なら巻き返しムードが漂う。近3走は道悪も響き、本来の決め手が発揮できていなかった。23年の中山金杯以来の白星へ、宗像調教師は「ここ3走は雨馬場が影響したので、良馬場がいい。新潟は勝っている舞台だしね」と、条件好転に期待をかける。
2歳時の未勝利戦(芝1800メートル)での初勝利、また22年に月岡温泉特別(2勝クラス、芝2000メートル)を制するなど、新潟は2勝を挙げている好相性のコースだ。この中間は7月上旬からじっくりと乗り込んでおり、指揮官は「やりつつ良化していて、これなら当週にやれば整いそう」と好感触を口にする。