◆第36回ブリーダーズゴールドカップ・Jpn3(8月27日、門別・ダート2000メートル、不良)
牝馬限定の交流重賞は12頭立て(JRA5、北海道6、他地区1)で争われ、圧倒的1番人気で武豊騎手騎乗のオーサムリザルト(4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ジャスティファイ)が、4角先頭から直線も後続を5馬身突き放して圧勝した。デビュー7戦無敗で、前走のエンプレス杯・Jpn2に続く交流重賞2勝目を挙げた。同馬は、21年にマルシュロレーヌが日本調教馬として初めて米ダートG1制覇を飾ったブリーダーズCディスタフ(11月2日、デルマー競馬場・ダート1800メートル)を目標に掲げている。勝ち時計は、2分4秒0。
2着は4番人気のデリカダ(三浦皇成騎手)、3着は5番人気のドライゼ(石川倭騎手)だった。
武豊騎手(オーサムリザルト=1着)「ちょっとレース(間隔が)空いてたんですけど、とにかく状態がいいと聞いていたので、きょう楽しみにきて、レースも本当にまったく危なげないというか、ずっといい手応えで、いい走りをしてくれました。いつもレース前、ちょっとイレ込んでしまうんですけど、きょうはまだましなほうかなと思って、そこは一つクリアできて、いい感じでゲートインできましたね。(馬場が)ここまで悪いのは初めてだったんですけど、走り的には問題ないかなと思っていました。ちょっと向こう正面が、あんまり自分から進んでいかなかったんで、少し軽く促したら、すぐ反応して、あっという間に先頭にちょっと早く立ってしまったという感じでしたけど、問題なかったですね。まだ余力ありましたし、いつも最後までしっかり走ってくれる馬なので、手応えも楽でしたね。ここをきょう勝てば行きたいという話はしていたので、おそらく次はブリーダーズCに向かうと思います。(マルシュロレーヌと)同じようにここをステップに向こうでも勝てればいいですよね。秋、楽しみなレースがたくさんあって本当にワクワクする感じです。ここ門別で(北海道スプリントカップを含めて)2回も重賞勝ててうれしいですし、今週末、札幌開催最後なので、いい形で締めくくりたいと思っています。次はアメリカへ向かうと思いますけど、頑張ってくるので応援してください」