これまで国内外で重賞を3勝しているバスラットレオン(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)が次戦のJBCスプリント(11月4日、佐賀競馬場・ダート1400メートル)を最後に現役を引退することになった。管理する矢作調教師が10月25日、明らかにした。
同馬は3歳春の2021年ニュージーランドTで重賞初制覇。翌年は海外にも活躍し、2022年のゴドルフィンマイルと2023年の1351ターフスプリントを勝った。また、2021年3月には1勝クラスの平場で、当時はデビュー2週目だった古川奈穂騎手=栗東・矢作芳人厩舎=を初勝利に導き、注目を集めた。
矢作調教師は「これが引退戦になります。海外でも2つ勝ってくれましたし、自分が生まれてすぐに選んだ馬。本当に思い入れの強い馬です。最後まで無事に、そしていい競馬をしてほしい」と愛馬に感謝の言葉をかけ、最後の走りに期待した。