【京都11R・マイルチャンピオンシップ】先週のエリザベス女王杯で高配当をゲットできたのは調教から感じ取った材料が大きかった。サラブレッドは生き物。状態は日々変化する。調整過程から“中身”を確認することが馬券の取捨につながってくる。
今週はフレッシュな女王様に逆らえない。高野調教師が共同会見で「立ち居振る舞いが女王様」と指摘したように、多くの経験を積んできたナミュールは精神面で“本物”になった。それが調教でも見て取れる。
以前は53~54秒台を刻んでいたが、今週はしまい確認程度の56秒6でも、弾けそうな手応えを保ちつつエネルギーを浪費させない内容。解放したラストは力強い脚力でうなるような推進力を見せた。オンオフの切り替えを含め、精神面の成長が安定した走行に導いている。
さらにフレッシュな時ほど成績がいい。2か月以上の休み明けは大きな不利に泣いた昨年のヴィクトリアマイル(7着)以外、すべて連対を確保。この条件なら実績を見ても今の“女王様”なら手が付けられない。連覇は濃厚。鞍上はCデムーロでなくても買いたくなる。馬連(4)―(2)(5)(11)(13)(15)(16)(17)。