記者コラム - 牧野博光 リアリズム

　今年の天皇賞・春は１７頭立てで重賞ホースが８頭。ＧＩの舞台としてはさみしい顔ぶれではないか。このレベルなら持久力に秀でるテーオーロイヤルが

　日本列島は気温が急上昇。暑さに弱いサラブレッドには酷な季節が始まろうとしている。　【京都９Ｒ・矢車賞】立て直してきたチルカーノは、夏に強か

　リバティアイランド級がいない３歳牝馬路線は混戦必至。トライアル組が２冠目でも幅を利かせているのが牡馬との違いで、樫の有力候補がいるかもしれ

　先週の皐月賞は後方勢に出番がある流れと想定していたが、中山最終週でも前が止まりにくい馬場だった。読み違えでは馬券も当たらない…。　【福島１

　１７年前のダービー直前。競馬関係者や記者仲間から「いくらウオッカでも男馬相手では…」のような発言をする人は少なくはなかった。性別だけで優劣

　競馬界で悲しい落馬事故が起きてしまった。３５歳で亡くなった藤岡康太騎手。私が勝者の取材を担当した０９年ＮＨＫマイルＣでＧ１初制覇を飾った時

　３歳世代の牝馬は重賞ごとにほぼ勝ち馬が違う。混戦必至の桜花賞は、種牡馬争いを占う意味でも興味深い。　【阪神１１Ｒ・桜花賞】キズナ産駒のクイ

　ウシュバテソーロはドバイＷＣ連覇を惜しくも逃したが、ダート馬でも夢を持てるようになった流れは馬産地の活性化にもつながる。　【福島１１Ｒ・吾

　イクイノックスを筆頭に５歳世代は強力布陣だった。「４歳世代のレベルがどうのこうの言われているが―」。４歳馬ソールオリエンスの手塚調教師は下

　今年デビューのナダル産駒は仕上がり早で、早くもトレセンに多くの馬を見かける。いまや百花繚乱（りょうらん）と言える種牡馬争い。新たに台頭しそ

　６年ぶりに短距離王国から参戦がある高松宮記念。香港馬ビクターザウィナーは、以前から左回りの適応に手応えを感じていた１５年覇者エアロヴェロシ

　先週から２歳馬取材で馬産地を巡っているが、父が替わっても優秀な子供を繰り出す母系が肝要と改めて思うばかり。２冠牝馬ミッキークイーンの娘はエ

　いまだに語り継がれる名勝負と言えば、９６年阪神大賞典のナリタブライアンとマヤノトップガンによる直線の壮絶な叩き合い。距離体系の整備と共に長

　先週の報知杯ＦＲはチューリップ賞に続く波乱の決着。今年の３歳牝馬路線は馬券的に悩ましいレースが続く。　【中山１１Ｒ・フラワーカップ】ミアネ

　有力候補だった３歳牝馬がクラシック前に調子を崩すことは珍しくない。チューリップ賞が３連単１６９万円超の大波乱ともなると、日曜の桜花賞トライ

　先週のチューリップ賞はスウィープフィートが目の覚めるような末脚で差し切ったが、日曜はメインの大阪城Ｓを筆頭に芝の中距離戦は先行有利の馬場。

　美浦トレセン近郊だけでなく、福島、札幌のローカル開催でも夜の街でお世話になったホースマンの一人が中野栄治調教師だ。しらふでも酔っ払っていて

　３歳牝馬路線は例年以上に分厚いラインアップになっている。昨年末に元騎手の安藤勝己氏が自身のＸで「この世代の関東馬は強力」と言及。今週も東か

　競馬界は２月が別れの季節。今年は若い頃から親交のある川島騎手が引退する。彼で思い出すシーンと言えば、オースミハルカで断然人気のファインモー

　サウジＣで初めて対決するレモンポップＶＳウシュバテソーロの行方は気になるところだが、前者を管理する田中博調教師は「距離もコース的にも、どち

　芝路線の実績馬に地方競馬の雄が参戦した今年のフェブラリーＳは多彩な顔触れ。チャンピオンホースの中東遠征が常態化すれば、一発を狙う陣営の参入

　世代比較は単純なものでないと思うが、先週の京都記念を見ても、やはり現４歳世代は少し劣勢のように映る。今年も“イクイノックス世代”の５歳馬が

　３歳牡馬戦線は混戦模様に映る。共同通信杯は２歳王者が強いが、賞金加算が急務のミスタージーティーから狙いたい。　【京都１１Ｒ・京都記念】休養

　今年の３歳牝馬はハイレベルな戦いが繰り広げられそう。先週のエルフィンＳを制したライトバックはアルテミスＳ４着からの臨戦。アルテミスＳ上位組

　今週は初めて姫路競馬場へ。手書きの出馬表が現存するコンパクトなパドックが、０３年に幕を閉じた上山競馬場を彷彿させる。２０年前頃は地方競馬が

　ホープフルＳを制した牝馬のレガレイラが、春も牡馬路線を歩むという。同馬の父スワーヴリチャードは昨年の２歳ファーストシーズンサイアー１位。３

　モーリスが南半球で血脈を広げている。豪州Ｇ１を制した産駒のヒトツが初年度から１５０頭以上の種付けを済ませたと現地メディアが伝えた。グラスワ

　昨年のジャパンＣが日本のレース史上初となる「２０２３年ロンジンワールドベストレース」を受賞。外国馬の参戦はわずか１頭だったのが寂しい限りだ

　もはや恒例となった冬場の中東遠征。今年も多くの馬が登録を済ませているが、その影響から国内重賞は質量ともに以前より手薄になった感も否めない。

　クラシックロードがにぎわってきた。先週の京成杯は本命のアーバンシックが気性的に難しい面を見せながら、４角でも厳しい位置取り。先行馬決着の流

　昨年の皐月賞馬ソールオリエンスは京成杯から１冠目に直行したが、３歳の黄金ローテなるものが変わり始めている。今年も春の主役が名を連ねているか

　昨シーズンは無敗で圧倒的な強さを見せた馬がいれば、牝馬３冠を達成した馬もいる。それでもＪＲＡ賞の投票結果で満票の部門がひとつもなかったのは

　初日の京都金杯はインを突いた岩田康騎手らしい好騎乗が光ったが、外からでは届かないのが今の京都か。本命馬は１８番枠から４着どまり。反省を生か

　昨年末に都内の飲食店で知人と食事をした際、隣のテーブルで打ち上げをしていたのがドゥラエレーデ関係者だった。まさかの遭遇が「馬券のサイン」だ

　新年から元気に活動していたのは松岡騎手。以前から親交のある駿河台大の選手にサプライズで給水係を務めた。「走ってくる姿がいい顔していた」と感

　「億の細道」という看板を目撃したのは宝くじ売り場。馬券で「億」までの道のりは遠そうだが、ラスト開催は笑って新年を迎えたい。　【中山１１Ｒ・

　【有馬記念】古馬より２キロ少ない３歳馬が有利なのは、過去の歴史を見ても明らか。　なかでも叩き２戦目で定石通りの上積みを加えてきたタスティエ

　競馬を始めた頃は、メジロパーマーやマヤノトップガンのような人気薄の逃げ馬が有馬記念で穴をあけるイメージがあったが、アイアンバローズが忘れた

　１２月は例年より温暖な気候だったが、強烈な寒波が到来。絞り切れない馬が多く出てくるか…。　【阪神１１Ｒ・阪神カップ】叩き２戦目で明らかに上

　朝日杯ＦＳは阪神に舞台が移ってから１０年目を迎えるが、中山開催時より枠順に気をもむ必要がなくなった。　【阪神１１Ｒ・朝日杯フューチュリティ

　来年から南関東の３冠がリニューアルされるが、今年もパンサラッサがサウジＣを制覇するなどダート馬でも夢を見られる時代になったか。　【阪神９Ｒ

　今年も日本から香港国際競走に強力な１３頭が押しかけている。４競走完全制圧とは言わないまでも、中長距離部門は日本馬が優位に立てそう。　【阪神

　Ｇ１馬を２頭しか出していないキタサンブラックの種付け料が２０００万円とは驚きだが、イクイノックス級を期待できる価格としては妥当か。世界ＮＯ

　ブラックタイドは弟のディープインパクトより見栄えのする馬体で気性も激しかったのは、兄弟を担当した市川厩務員が当時も指摘していた。ただ、成績

　中山はラスト開催突入だというのに、美浦トレセンの朝は意外と寒くない。寒暖差の激しい気候とはいえ、例年より調整はしやすいのかも。　【中山１１

　ジャパンＣは馬券の買い方を入念に検討したい。イクイノックスは中３週のタイトな日程が初めてだが、タフな調教を積めるまでに身体が強化されている

　今年のジャパンＣは外国馬が１頭のみだが、木曜の東京競馬場は海外のメディアと関係者であふれ返っていた。円安に加え、世界Ｎｏ．１ホースを拝みに

　ダービーから続いていたＧ１予想の連勝が先週「７」でストップしたが、やはりルメール騎手に逆らっていたら馬券は取れないのだろうか…。　【京都１

　予想が絶不調だった先週の土曜。銀行のシステム障害で即ＰＡＴの入金ができなかったことに救われるとは…。　【東京１１Ｒ・東京スポーツ杯２歳ステ

　ＢＣターフを制したのはディープ最終世代のオーギュストロダン。タイトな最終コーナーでライバルが外に膨れる状況だったが、器用に内ラチ沿いから誘