◆第41回マイルCS・G1(11月17日、京都・芝1600メートル、良)
秋のマイル王決定戦に17頭が出走し、4番人気のソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)が直線で豪快に抜け出し、デビュー22戦目でG1初勝利を飾った。22年は0秒3差の4着、昨年はナミュールに首差の2着。3回目の挑戦での初勝利はカンパニー(2007~09年)、ダノンシャーク(2012~14年)に続く3頭目となる。勝ちタイムは1分32秒0。
同馬はマイル重賞は4勝目で、これまで同じ舞台で行われた今年の読売マイラーズCで勝っていた。団野大成騎手は昨年の高松宮記念(ファストフォース)以来2回目のJRA・G1勝利。現地時間15日に行われたバーレーンインターナショナルトロフィー(ヤマニンサンパ=6着)に挑み、日本に戻っての騎乗だった。なお、池江調教師は2017年ペルシアンナイト以来、7年ぶり2勝目となった。
2着は7番人気のエルトンバローズ(西村淳也騎手)、3着は10番人気のウインマーベル(松山弘平騎手)となった。
松山弘平騎手(ウインマーベル=3着)「スタートも枠(7枠14番)も良かったです。道中も馬場のいいところを通れました。1200メートルの後の1600メートルだったけど、馬が利口ですぐ折り合いもついて、いい形で脚をためられたと思います。下りでバランスを崩すところがあったけど、立て直してからよく頑張ってくれました」
川田将雅騎手(セリフォス=6着)「とてもリズム良く、精いっぱいの競馬を最後までしてくれました」
柴田善臣騎手(タイムトゥヘヴン=7着)「頑張ってくれた。右回りの方がいいのかな、走りやすいのかな。最後も頑張っているし、あとは流れや相手関係だね」
田口貫太騎手(ニホンピロキーフ=8着)「スタートが良く、いいポジションで競馬ができて、このメンバーを相手によく最後まで踏ん張っています。この経験を生かして、来年以降、頑張ってほしいですね」
アンドレアシュ・シュタルケ騎手(フィアスプライド=9着)「スタートが良く、いい位置を取れました。道中もスムーズで、ラストも、今日はメンバーが強かったけど、一生懸命走ってくれたと思います」
戸崎圭太騎手(ジュンブロッサム=10着)「気合乗りが良くて、その延長線上でゲートもうるさかったです。出遅れてしまったのが全てです」
藤岡佑介騎手(アルナシーム=11着)「落ち着いて、スムーズに走ってくれました。マイルのG1では、他の馬がスピードがあり、位置が徐々に後ろになってしまいました」
武豊騎手(オオバンブルマイ=12着)「取りたいポジションで、いいかなと思っていましたが、下りから手応えがなくて、最後は内にもたれていました」
北村友一騎手(バルサムノート=13着)「右にもたれる面がでました。調教でももたれてしまいます。状態は良かったけど、それが出てしまいました」
横山典弘騎手(マテンロウスカイ=14着)「頑張っています」
幸英明騎手(コムストックロード=15着)「4コーナーまでいい手応えでしたが、そこから伸びきれませんでした。他の馬も強かったですね」
津村明秀騎手(レイベリング=16着)「競馬の形は思い通りでした。逃げ馬の後ろでいいリズムで運べましたが、メンバーもそろっていましたし、マイルも長い感じです。1400メートルならやれていいと思います」