◆第76回阪神JF・G1(12月8日、京都競馬場・芝1600メートル)11月29日、京都競馬場
外国調教馬として初めて参戦するメイデイレディ(牝2歳、米国J・リー厩舎、父タピット)は、この日に予定していた追い切りを延期し、京都競馬場のダートコースで調整した。ゴール板近くから入場し、右回りで感触を確かめるように4コーナー付近までダクを踏んだ。そこから左回りに切り替えてキャンターを1周。落ち着いた様子で軽快に駆けた。
ジョセフ・リー調教師は「馬の状態は関係ないです。前走と同じような調教と追い切り(輸送の2日後にダクとキャンター)をしたいと思ったので、日曜日に追い切ることにしました」と説明。「とても動きは良かったです。帰ってからのクールダウンもすごくいい感じ」と満足そうにうなずいた。
11月27日に輸入検疫先のJRA競馬学校国際厩舎(千葉県白井市)から到着。「日本に来てからどんどん状態が良くなっている。(近くを通る)電車が来ても暴れることなく、落ち着いていて観賞しているかのようです」と、慣れない環境にすでに適応している。最終追い切りは12月1日に同コースの左回りで行う予定。