【中山11R・ステイヤーズステークス】◎シュヴァリエローズから入る。前走の京都大賞典は縦長の展開のなか、3角過ぎから京都外回りコースの坂の下りを利用して前との差を詰めると、直線は手応え通りしっかりと脚を使って古豪ディープボンドとの追い比べを制した。実に19戦ぶりの白星が待望の重賞初制覇となった。
2週前は栗東・坂路で自身の今年最速53秒5。1週前は栗東・CWコースでの併せ馬で先着し、今週の最終追い切りは坂路で今年2位タイの53秒7を馬なりでマーク。この中間も順調に調整されてきた。
3600メートルは初めてだが、折り合いには全く不安がないタイプ。今年の安定したレースぶりなら重賞連勝は十分に可能だ。
アイアンバローズは過去3年〈2〉〈4〉《1》着で4年連続の参戦。今春の海外遠征のダメージが大きく、当初予定していたアルゼンチン共和国杯を使えなかったのは誤算だが、コース適性は最上位で2番手の評価。ゴールデンスナップは3走前の阪神大賞典が5着、2走前のオープン特別ではタイム差なし2着。今回も格上挑戦にはなるが軽視は禁物だ。