11月30日の中山3R・2歳未勝利戦(芝2000メートル=14頭立て)は、1番人気のフクノブルーレイク(牡、美浦・竹内正洋厩舎、父ウインブライト)が、デビュー4戦目で初勝利を飾った。香港でG1を2勝した父の主戦だった松岡正海騎手は「初めて勝ったよ。うれしいわ」と、自身の同産駒初Vに笑顔を浮かべた。勝ち時計は2分2秒1(良)。
五分のスタートから、道中は馬群の内で7番手をキープ。じっくりと脚をためて、直線では外に持ち出すと、鋭い伸び脚で2着のマカナに半馬身差をつけた。
鞍上は「折り合いに気をつけないといけないところがあって、そこは気をつけていきました。しまいでいい脚を使ってくれることは分かっていたし、前に行く選択肢もありましたが、次のことを考えて控える形にしました。2000メートルくらいがいい。伸びしろはあります」と、能力を評価した。
竹内調教師は「しっかりと我慢するところは我慢して、形的には苦しくなったが、外に出して余裕を持って差してきてくれました。距離を延ばしながら、ジョッキーも馬にレースを教えてくれて、競馬を覚えてきてくれています」と評価。今後についてはひと息入れて、次走は2月の東京開催後半あたりをイメージしているという。