◆第76回阪神JF・G1(12月8日、京都・芝1600メートル、外回り)
前走で、京都外回りのもみじSを勝った実績が光るリリーフィールド(牝2歳、栗東・小崎憲厩舎、父モズアスコット)。前週に返し馬で放馬したこともありゲート入りを怖がったが、好発を切って3番手から運び、直線では3馬身半差で突き放す快勝だった。小崎調教師は「中間はゲート練習をしています。今回は先入れになるけど、中はおとなしいですからね」とゲートに関しては心配していない。
武豊騎手×小崎厩舎と言えば、10~12年にスマートファルコンでG1級を6勝したが、JRAのG1は初挑戦。前走後すぐに今回の騎乗が内定し、武豊騎手のファンを公言する同調教師は「久々にユタカさんとG1を使えてうれしいね」と目を輝かせる。「マイルや多頭数でどうかだけど、ユタカさんに任せるだけ。前走時よりフレッシュだし、先週、長めからしっかりやったけど体も維持しています」と納得の表情。先週、JRA通算300勝を達成した厩舎の勢いで、大仕事をしてみせる。