◆第54回京王杯2歳S・G2(3日、東京・芝1400メートル、良)
武豊騎手騎乗で、2番人気のロードカナロア産駒ファンタジスト(牡2歳、栗東・梅田智之厩舎)が直線で抜け出し、無傷3連勝で小倉2歳Sに続く重賞2勝目をつかんだ。
1番人気のアウィルアウェイ(ミルコ・デムーロ騎手騎乗)はゴール前で最内から鋭く迫ったが、鼻差の2着まで。3着には6番人気のカルリーノが入った。
武豊騎手(ファンタジスト=1着)「スローペースだったが、そのなかでも折り合い、上手に走ってくれた。途中から速くなった流れにも対応。一戦ずつ馬は良くなっている。折り合いがしっかりついたので、きょうのようなレースができれば、距離が延びても問題ない。今後が楽しみです」
梅田調教師(ファンタジスト=1着)「頑張ってくれました。2か月間厩舎で調整し、体重は増えていた(前走比10キロ増)が、成長分。ここが最終目標ではないので、余裕をもって臨んだ。鼻差でも大きな勝利。距離は延びても問題なく、ジョッキーが1600メートルの競馬をしてくれた。次走は朝日杯FS(12月16日、阪神)になるでしょう。あと1か月なので在厩で調整します。きょうはいい意味ではちきれそうなコンディションだった。まだ上を目指せる」