【ベルモントS】ベルモントS最強サイアー・タピットの産駒を狙う…海外競馬通・成田幸穂の予想

ベルモントステークスに出走するタシトゥス(カメラ・高橋 由二)
ベルモントステークスに出走するタシトゥス(カメラ・高橋 由二)

 ベルモントSは血統を重視して、当レース最強サイアー・タピットの産駒から入りたい。勝率43%、連対率57%、複勝率86%だから、該当馬はとりあえず押さえておくことをお勧めする。

 本命のタシトゥスは、展開不向きのケンタッキーダービーで後方から追い上げて3着。エンジンのかかりが遅い印象で、距離が延びてもバタッと止まることはないはず。大外10番ゲートに入ったが、同じタピット産駒のトーナリスト(2014年11番ゲート)とクリエイター(2016年13番ゲート)が大外枠でも難なく優勝しており、気にすることはないだろう。

 相手筆頭はプリークネスSの覇者ウォーオブウィル。ベルモントS仕様の血統構成が光るイントレピッドハートも警戒が必要。ケンタッキーダービーでの末脚が目立ったマスターフェンサーは、位置取りと脚の使いどころがポイント。タピット産駒のバーボンウォー、道悪のケンタッキーダービーで不発に終わったスピンオフとタックスも押さえておきたい。

【ベルモントSの予想】
◎タシトゥス
○ウォーオブウィル
▲イントレピッドハート
△マスターフェンサー
△バーボンウォー
△スピンオフ
△タックス

◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。

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